一ノ谷 の 戦い 場所 現在
- julie525jedele22
- Sep 27, 2022
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田代信綱の解説【伊豆・田代砦】伊豆国守だった田代氏 屋島の戦い当時の戦況 1184年2月、一ノ谷の戦いで大敗を喫した平家は、屋島へと避難します。 一方の源氏軍は源義経の活躍などで一ノ谷の戦いで大勝利したわけですが、その勢いで屋島に攻め入ることはできませんでした。 屋島の位置は今の高松市、四国です。 屋島に攻め入るには、船とそれを動かす水夫が必要でした。 ところが、源氏軍はこれらを持ち合わせてはいません。 ボロボロになった平家軍が目と鼻の先にいるにも関わらず、平家軍の圧倒的な地勢的優位の前に源氏軍は手も足も出なかったのです。 源氏軍として派遣されていた源範頼・源義経は、一度撤退することにします。 源範頼は鎌倉へ戻り、源義経は不測の事態に対応できるよう平安京に残ります。 源頼朝は総大将2人を引き上げさせる一方、現地(西国)には土肥実平・梶原景時を配置し、戦況は一旦こう着状態になりました。 平家軍の抵抗 しかし、両者のこう着状態は長くは続かず、戦況に大きな動きがありました。 平家軍が再び息を吹き返そうとしていたのです。 1184年6月、屋島の平家軍が山陽道を攻め入るようになり、源氏軍は劣勢に立たされます。 海での戦いにおいては、疲労困憊とはいえ、やはり平家軍の方が一枚上手でした。 さらに1184年7月、伊勢・伊賀国に潜んでいた平家軍が突如として反乱を起こします。 これを受け、源頼朝は 西国に源範頼を、 伊勢・伊賀には源義経を派遣し、平家軍追討を図ります。 屋島の戦いと源範頼 (出典: 源範頼に与えられた任務は、山陽道での平家軍追討と水軍の確保、そして平家軍の最後の逃亡ルートを塞ぐための九州平定でした。 言葉で書くと簡単そうですが、これはかなり大変な任務です。 この極めて難易度の高い、そして重要な任務は難航します。 まず、源氏側に寝返る水軍は少ないし、平家軍は瀬戸内海から神出鬼没で源氏軍を襲ってきます。 源範頼軍は、兵站不足と兵の士気低下に苦しみ、鎌倉の源頼朝に助けを求める手紙を送っていたと言われています。 特に、武士たちの士気低下は相当だったようで有力武士の中にも勝手に関東へ戻ろうとする輩がいたほどでした。 そして、追い詰められていた源範頼の前に源範頼の九州攻めを阻止せんと平家軍が立ちはだかります。 藤戸の戦い 藤戸は現在の倉敷市に位置し、源範頼が山陽道から九州へ向かうためには、必ず通過しなければならない場所。 軍事的に重要な拠点ですから、当然平家軍も藤戸で源範頼の九州進軍を阻止しようとします。 こうして、九州へ向かう源氏軍とそれを阻止したい平家軍の間で戦闘が起こります。 これを藤戸の戦いと言います。 藤戸は島であり、そこを攻め入るには船が必要。 上述したように、源氏軍は船を持っておらず藤戸攻略は難航します。 しかし、源氏軍の武将の1人、 一ノ谷 の 戦い 場所 現在 佐々木盛綱は、地元の漁師から馬に乗ったまま藤戸へ渡れる浅瀬を聞き出し、そこから平家軍に攻め入ります。 佐々木盛綱の活躍などで源氏軍は、藤戸の平家軍に勝利。 しかし、藤戸の戦いに勝利しても源氏軍の状況は好転しません。 藤戸の戦い以前から問題となっていた兵糧の確保や水軍の整備は相変わらず進まず、源範頼は苦しんでいました。 源義経と屋島の戦い (出典: 兵糧不足と士気低下に苦しむ源範頼でしたが、それでも九州の反平家勢力と上手く協力し、1185年2月1日、九州を抑えることに成功します。 平家にとって九州は唯一の逃亡ルート。 背後の九州を抑えられた平家軍は背水の陣に立たされたことになります。 源平合戦といえば源義経ばかりが目立ちますが、源範頼の九州制圧は源平合戦の戦局に大きな影響を与えました。 九州さえ抑えてしまえばあとは屋島の平家軍を叩くだけです。 逃げ場を失った平家が滅びるのは必定。 しかし、九州を抑えた源範頼は屋島に攻め入ることはできませんでした。 下関では平家軍が控えているし、そもそも屋島を攻めるには水軍の数が足りなかったからです。 そこで立ち上がったのが平安京に残っていた源義経でした。 暗躍する後白河法皇 ところで源範頼が西国で頑張っている間、源義経は平安京で何をしていたのでしょうか? ・・・実は、権謀術数の天才だった後白河法皇の餌食になっていました(汗 当時は戦乱の真っ最中ですが、戦乱が終わってしまえば後白河法皇と戦乱の勝利者との間で権限をめぐる争いが起こることは必須。...
壇ノ浦の戦い
須磨は、源平合戦(治承・寿永の乱)における一の谷合戦の古戦場として有名な地です。 一の谷合戦といえば、源義経による奇襲作戦「坂落し(逆落し)」が有名です。 しかし当時は、須磨一の谷のほかに今の兵庫区に難波一の谷という「一の谷」も存在していたという説があり、
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